セカイカメラから数年、ARの進化が凄い。
気付かぬうちにARが進化してた
仕事でちょびっとAR(拡張現実)に関わる事があり、その技術に素直に驚きました。まだまだ色々とハードルはあるけど、今後より一層身近なところで増えていき、そしたら今の生活もだいぶ変わっちゃうんじゃないかと未来へのわくわくが止まりませんでした。
ARってそもそもなに
AR(Augmented Reality :拡張現実)とは、現実の環境から視覚や聴覚、触覚などの知覚に与えられる情報を、コンピュータによる処理で追加あるいは削減、変化させる技術の総称。
簡単に言うと、現実世界と現実世界には存在しないものを、スマホなどのデバイスを通して合体させる技術ですね。それが画像だけでなく3Dになったり動き出したりと、技術はどんどん進んでいる様です。
iPhoneアプリ「セカイカメラ」でARという技術が一気に身近?になったのを覚えています。学生だった私もとりあえず落として遊んでました。ただその時は一瞬のブームで使ってすぐに飽きて消しちゃいましたけど。(セカイカメラは2014年にサービス終了しています。)
VRとは違うのか
VR(Virtual Reality :仮想現実)はヘッドギアなどを装着して、仮想の世界そのもの(360°)を体験できる技術です。現実世界の一部分に情報を付加するARとはそこが違います。PlayStationから出てるこれはやってみたい。
実際にARを試してみた
ARについて調べている中で、実際にARアプリを使って昨年Audiが実施していたキャンペーンを試してみました。(キャンペーンはとっくに終わっているけどまだ遊べます。)
このキャンペーンはAug!というARアプリでAudiの写真を撮ると3D映像で実物のAudiが浮かび上がってくるというものです。
Aug!を起動すると対象画像のスキャンが始まります。
実際にどうやって対象を認識して読み取っているかというと、事前に対象画像の形(マーカー)と色(コントラスト)を登録しておき、それを認識しているようです。画像の緑の点がマーカーを読み取ってるところ。
本来は印刷した大きい紙を読み取るらしいのですが、PC上でも問題なく読み取ってくれます。↓
PCのディスプレイ上にAudiが現れました!これiPadでやったらもっと迫力あるのかな。タップで色が変わったり側面から見れたり自由に動かせます。
うん、キャンペーンとしては面白いと思った。
ARの今後は
既に多くのARアプリ製作会社が存在しており、実際にそれを使用して様々な企業がキャンペーンを打っています。app storeでARと調べると専用アプリが数多く出てきてびっくりしました。
VRと違って専用の高価なデバイスを作成する必要もなく、技術的にもそれほど難しいものではないので、ますます増えていくことは間違いなさそう。
しかし、一番の障壁は消費者がアプリをわざわざインストールして、カメラでかざして、という作業をやってくれるかどうか。
また、販売促進という効果で言えば、スーパーなどでその場でARを起動して、「この商品はこのお酒と合うよ!」とかできたら面白いけど、お店でカメラでぱしゃぱしゃ撮れるようになっちゃうのもまずいですね。
技術としては面白いから、後はどうやって使っていくかっていう段階になってるのかな。こういうのをマーケティングっていうのでしょうか。