きのこの山をガチ研究?六本木『デザインの解剖展』へ行ってきました。

六本木アートナイトで様々な作品を横目に見ながら、こちらに行ってきました。

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「解剖」という言葉を聞いただけで生物の解剖を想像した友達は行く事を拒んだけど、私の話を聞いて行けば良かったと後悔していました笑 

デザインの解剖展はこういうことらしいです。

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具体的には「株式会社 明治」の有名商品である「きのこの山」「明治ブルガリアヨーグルト」などの商品を、外側のパッケージから細かく分析し、中身の成分まで徐々に分析していくという、まさに解剖をしていくという展示になっています。

 

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細かい文字でびっしり書いてあります。本当にガチな研究。論文読んでいるみたいでした。自分達で調べた内容はもちらん、実際に明治の方にインタビューを行なって、商品開発の裏側についても教えてくれるのが良かったですね。

パッケージだったらそのデザイン・ロゴの変遷はもちろん、パッケージに使っている紙(成分)まで分析しているます。たぶん分からない事はもうない位には分析しきっている。

 

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全ての文章を読んでいると数時間かかってしまうので、時間が無い人向けに要約がひとつひとつの展示に載っています。このやり方賢い。

 

様々な展示もありました。

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巨大な明治ミルクチョコレート。

 

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明治エッセルスーパーカップの溶け具合のシミュレーション。(これいるか?笑)

 

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明治ブルガリアヨーグルト一箱分はスプーンでこれだけ、という展示。

 

いまは身の回りに色々なものが溢れている世界になっているけれど、そういったものにも考えた人や作った人、関わった人の想いがぎっしりつまっているのだなぁと思いました。特にある程度の歴史がある商品については、時代の流れに乗りながら生き続けて進化しているので本当に面白い。

身近なものを見る目が少しだけ変わります。分析内容についてはガチ過ぎてつまらないと感じる人もいるかもしれないけど、その為に要約もあるし、「そんなとこまで調べる!?」ってところにハマっていただけば。来年までやっているのでぜひ足を運んでみて下さい。

 

個人的に思ったことは、

明治ブルガリアヨーグルトに添付されていた砂糖が復活してほしい。

です。

 

『デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法』

会期:2016年10月14日(金)〜2017年1月22日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)

住所:東京都港区赤坂9-7-6
開館時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜日、年末年始(12月27日〜1月3日)
入場料:一般 1,100円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下無料
TEL:03-3475-2121