大手SIer勤務の私がネットリーチ企業の話を聞きに行きました。
先日、転職に向けての情報収集としてとあるネットリサーチ企業の方と飲みに行きました。
新卒で就活していた時、私が途中で選考を辞めてしまった企業でもあります。当時からこれから来そうな会社だな、と思っていたけれど、やはり今は規模もますます大きくなって、ネットリサーチ界隈では確固たる地位を築き上げています。
来てくれた方は年齢は同じだけど私より社会人としては先輩。働いている人の平均年齢自体が若いので、グループやプロジェクトの中心人物として活躍している方々でした。
一緒にお話させて頂いて、感じたこと、私が働く大手SIerとの違いなんかを書いていこうと思います。(備忘)
ネットリサーチ企業とは
ネットリサーチは、インターネットを介して一般の生活者(消費者)にアンケート調査をすることができるサービスです。web調査などとも呼ばれています。電話・郵送などのアンケート調査に比べるとコスパが高く、スピーディ、大量の回答が得られるなどの特徴があります。
アンケートを取りたいクライアントがネットリサーチ企業に依頼を出し、リサーチ企業はアンケートの作成、集計、分析等を実施し、クライアントに結果を提出するというのが大きな流れです。
話をしている中で気になった話題を挙げていこうと思います。私が聞く中で気になった事なので、実際にお勤めで「違うっ!」って方がいたらすみません。
①統計の勉強はしていない
リサーチ企業と言えばやはり統計分析のプロが数多く在籍しているのかと思いましたが、実際はそうでも無いらしい。もちろん学生の時からごりごり統計をやっている人もいるが、大多数は未経験で、働き始めてからも「統計検定」などを自己研鑽として受験する人はほとんど聞いた事がないとのこと。もちろん統計の知識があればかなりアドバンテージではあるが、なくても何とかなる事に加えて業務が多忙なのでそこに時間を割かないのが現実みたいです。
②仕事はゲーム感覚
この感覚が持てるっていいなーって思いました。アンケート結果を集計する仕事を担当している方の言葉でした。一日のうちにばんばん案件が来て、お客さんから「3時間後までにお願い!」という事も言われるみたいです。スピーディに次々に案件をこなしていくのは確かにゲーム感覚ですね。この感覚が楽しいと仰ってました。
③なんだかんだEXCELが最強
アンケートを集計する際は独自のツールを使用する事もあるようですが、やはりEXCELが最強みたいです。関数やマクロを組んで如何に意味のある形にするか。私もEXCEL好きなのでこれ普通に楽しそうだなって思いました。
④納期が究極的に短い
これは私がいる会社との一番の違いでした。SIerでは1案件の納期は短くても数ヶ月、長いと数年にもなります。(もちろん1案件の中でフェーズ分けして、細かく納期を設定したりはしますが。)そのリサーチ会社はだいたい明日までにお願い、という依頼が多い様です。そのスピード感を期待してクライアントが依頼をしているのはあると思いますが、立場的にもう少し強くなってもいいのかなって気もします。でもだから楽しくて②に繋がっている部分もあるみたいです。
⑤上が頻繁に入れ代わる
直接の上司ではなく、いわゆる経営に携わる人を外部からどんどん引っ張ってきているので、上が頻繁に入れ代わる様です。準ベンチャーくらいの大きさになるのとどこもそうなのかな?そこらへんは分かりませんが、うちでは有り得ないなーと思いました。
⑥上がやっている事に意識はいかない
これは少し分かります。会社が掲げる今後の方針にはもちろん目を通していますが、現実味は湧きにくい。自分の業務でいっぱいいっぱいになってしまいます。大手だとそういう事は良くありそうですが、どこも同じ様な感じなんですね。「グローバルとか言われても、こっちは目の前のEXCELと戦ってるんじゃ!」らしいです。
⑦表彰は結構意識している
私の会社には個人が表彰されるという事はありません。ベンチャー企業や営業重視の会社には賞があるイメージ。実際に賞を取った人もいて、結果が賞という形に表れるのは嬉しいとのこと。そりゃそうですね。まだ取っていない人も表彰はしっかり狙っていて、これだけやれば賞をもらえるだろうというのも考えているみたいです。
⑧女子が強い&可愛い
これは想像通り。ベンチャー企業に行く女性は上昇志向が強く、さばさばしているイメージがあります。昔からの大手企業だとまだ男尊女卑的なところがあるのかなー。うちは違いますけど。(そもそも女性が少ないか・・・。)可愛い子が多い理由は良く分からない。実際に話した女性もめちゃ美人でした。。
おわりに
他業界で働いている同世代の話はとても貴重でした!新卒で受けていた時に感じたのと同じことも、異なることもあり、改めて良い会社だなと思った次第です。
そして何よりも感じたのは、自分の仕事をあそこまで楽しく語れたら勝ちだなってこと。
さて、とりあえず仕事頑張ろう。
では。