出光興産の創業家が昭和シェルとの合併に反対、が気になる。

こんなニュースが目に留りました。

www.nikkei.com

出光興産の創業者、故・出光佐三氏は「海賊とよばれた男」のモデルとなった人物ですね。この本を呼んでから石油業界の動向が気になっていました。まさしくその創業家が巻き起こしている出来事、注目せざるを得ません。

 

創業家が反対している具体的な理由として、①出光には労働組合がないが昭和シェルにはある、②出光はイランと親密だが、昭和シェルにはサウジアラビアの国営サウジアラムコが出資している。が挙げられています。

ここら辺は海賊とよばれた男にも記載されている内容なのでしっくりきました。

労働組合を作らない社風やイランとの友好関係は、出光佐三氏が他の大手石油会社と対立しながら、唯一の民族系企業といて創り挙げてきたものです。(本を読む限りでは)

 

2017年4月にJXと東燃ゼネラルが統合する予定になっています。先に統合の話が出たのは出光と昭和シェルの方でしたが(記憶が正しければ)、このまま統合は破綻すれば、JXと東燃ゼネラルの独占状態になってしまいますね。

それよりは統合を選ぶのか、創業家の意思を貫いて独立企業として戦うのか。

出光佐三氏ならどうするのかなーやっぱり戦うのかなー。