"できる人"の行動を真似しよう。

f:id:ngshn99:20160411200328j:plain

"できる人"ってどんな人?

 できる人、優秀な人、と呼ばれる人はどんな人でしょうか。社会人になってその定義が自分の中で明確になりました。社内の優秀な人を見ていて、そういった人達に共通しているのはこれに尽きると思います。それは、「自分の頭で徹底的に物事を考えることができる」ということ。

色々な面(ポイント)で、「あ、この人は他の人とちょっと違う」って感じることがありますが、結局は考えるって能力が高いか、あるいは考えるという事を逃げないで(もしくは自然に)行なっている人なんだと思います。ちなみに私の会社の先輩(めちゃめちゃ優秀)もしっかり考える人はできる人だと仰っていたので間違いないです。

徹底的に物事を考える力は才能でしょうか。否、そうではありません。自分の中の意識を変えて、行動に起こして、訓練を繰り返せばそういった力は身についてくると信じています。

今回は"できる人"になるために具体的に何をすれば良いかざっとを書いていきます。主に私が会社で"できる人"と思っている人の行動、考え方になり、そういった人の意識、行動を真似ることで自分も"できる人"に近づけると思います。(いわゆるビジネス書等に記載されている内容も多いと思います。)

 

"できる人"になるためへの道標

仕事の本質的な目的を考える

若手のうちは与えられた仕事や、ルーティンと呼ばれる作業をこなしていく事がメインになると思いますが、言われた作業内容をただこなすだけではそれ以上の成果を出す事はできません。必要十分の成果を出す事はできているのかもしれませんが、一歩上を目指す、下に書いた効率性を高める為にはそれでは不十分。本質的な目的を考える事、分からなければ必ず聞く事で、期待以上の質の高い成果を出す事ができるし、場合によっては他の手段を講じる事で達成までの最短距離を創り出す事ができるかもしれません。

作業効率を上げる事を常に考える

作業を行なう事が当たり前だと思わない事が大切。特にルーティンワークにありがちですが、「Aが起きる⇒Bをする」という当たり前の流れに楽をしてしまう事が多々あります。効率を高める為にこの流れを作る事自体はもちろん大切で、それによって効率が上がります。が、どこかのタイミング(例えば、「Aが起きる⇒Bをする」が頻繁に発生している場合など)で一度立ち止まって考えるべきです。やり方を再検討してみるのか、究極的に効率を上げる方法は他の人に作業を委ねるとか。さらにはこの作業は本当に必要なことか、この作業をなくす事はできないか、という所まで考える事が重要。意外とやり方次第で消せる仕事ってあります

とりあえず絵に書いてみる

上司に自分の考えを説明する時に、「ちょっとよく分かんないからホワイトボードに書いて」と言われる事があります。ここで、スムーズに書けるかどうかで自分の理解度を測ることができます。言葉で何となく説明できても、それを絵にできる人って少ないのではないでしょうか。理解度が足りないのか、図示する力が足りないのか、、、考えることをするときはぜひ絵に描いてみるという事をやってみてほしいです。自分の中の気付きが必ずあります。

早めのアウトプットとフィードバック

やっている仕事が100%完了したときに報告したい、と思う人は多いのではないでしょうか。私もどっちかというとそういう人です。変に完璧主義者というか、中途半端な状態で出したくないという気持ちがあります。そこには自分が想像している成果物を出せば完璧であるという気持ちがあるのかもしれません、しかし、仕事はそう簡単なものではありません。始めた時点でそもそもトンチンカンな方向に進んでいる事もよくあります。なので30%くらいの出来でも早めにアウトプットを出して、早めにフィードバックをもらう事が重要です。私の様に中途半端なアウトプットを出したくないと思う人は恐らく、そもそも打ち合わせ自体をセッティングする人も少ないと思うので、可能ならば毎日、無理なら曜日と時間帯を決めて会話する状況を予め作り出しておく事が効果的です。

会議では発言することに意味がある

会議で発言できない人は完璧主義者だと思います。正解だと考えられる事を言わなければというプレッシャーにやられてなかなか発言できない。それに臆する事なく分からないなりに考えて発言(質問でもいいと思います)する事が大切です。これには慣れも必要なので、少人数の3,4人の打ち合わせで積極的に発言して言葉を発する事への抵抗をなくす努力をすると良いと思います。あとは、打ち合わせの5分か10分前に内容を予習して、疑問点や発言できそうな部分を用意しておくのもコツです。十何年やっている人と同じ思考スピードで打ち合わせを乗り切る事は難しいので、若手なりの準備が必要だと思います。

一歩先を常に考える

プロジェクトをマネジメントする立場になると、必ず先を見る力が必要になります。1プレーヤーの場合、自分の未来(〆切に間に合うか)を考えればある程度OKですが、マネージャーは違います。現状からあらゆる側面の一歩先を想像して、予定通りに進む場合、予定通りにすすまない場合のどちらの策も考えておく必要があります。そして次の根回しが大事にも繋がります。

根回しが大事

スケジュール通りに進んでいない、進みそうにないと分かった段階、予想出来る段階であらゆる方面に根回しが効果的です。具体的に何かといと、例えばプロジェクトが遅れて納期に間に合わない可能性が出てきた段階で、顧客には「こういった要因があり、1週間程度遅れる可能性があります。」社内のメンバー(上司)には「顧客要望、難易度が想像以上に高くて期間が延びそうです。場合によっては人員調整をお願いしたいです。」など。分かってから言うのでは遅いです。この辺は感覚も重要なので私も勉強中ですが、問題が発生する前に言うという事ですね。

批判的な意見を持つ

これはよく言われる事ですが、なかなか難しい。若手にとっては全てが新鮮なのでどうしてもそれが正解だと考えてしまいますよね。相手と会話している段階で批判的な目を持ててその場で言えれば一番ですが、まずは話をして後々自分で噛み砕く時に批判的な目を持つと、気付ける事が多かったりします

問題が起こったらなぜなぜ

仕事をしているとどうしても問題は発生してしまいます。まず発生した問題を解決する事が先決で、その後は恒久対策に移ると思います。その際に気を付けたいのは「なぜなぜ」をして問題の根本原因をしっかりと見抜くこと。「なぜなぜ」とは文字通りなぜ?を繰り返して問題の原因を特定する手法です。人的問題か、人的問題だとしたら教育がダメだったのか、人が足りなくて負担が高かったのか、、なぜなぜを繰り返します。そこで出てきた問題から、本当に取るべき対策案を検討します。

 

以上、"できる人"になるための道標を記載してみました。標になってない?笑 参考になるところは参考にして頂ければと思います。

では。